最近はテロが横行し、日本近海でも中国の艦船が尖閣あたりできな臭い動きをして
いますが、そんなニュースを見る度に私は1970年の11月25日の三島由紀夫の
事件を思い出すのです。
当時私はまだ9歳の少年でしたが、ニュースに写る三島由紀夫が市ヶ谷の駐屯地の
バルコニーに立ち演説する姿が印象に残っています。
そのニュースを親父と見ながら、
その後に三島由紀夫が切腹をした事を聞き、子供の
私としては切腹と言う自殺をした事に凄くショックを受けた物でした。
子供だったのでその時は意味が良く分かりませんでしたが、その夜親父と一緒に
風呂に入った時に親父に聞いた記憶があります。
私 : なぁ?お父さん何であの人は切腹したん?
親父 : それはなぁ~自衛隊の人に自衛隊の本来の意味を知らんとアカン!って
訴えたはってんで!
私 : 自衛隊の本来の意味ってどう言う事やのん?
親父 : 自衛隊は日本がよその国から攻められた時に守ってくれる物やろ?
せやけど、今のままの憲法じゃ日本を守る事も難しいって事をあの人は
言うたはるんやで!
私 : せやけど何で切腹しゃは~ったん?
親父 : 自分の意見に対して命を懸けた訴えやと言う事を身を持って見せはったん
やで!
と言う様な会話をした記憶があります。
当時まだ子供の私には昭和の時代やのに
何で切腹やの?と意味も理解できてない9歳の私には不思議で仕方ありませんでし
たが、
55歳を迎えるこの年になって46年前に三島由紀夫が言ってた時代を今迎えて
る事が不思議な感覚になってしまいます。
46年前に既に今の世の中が見えてた人が居て、その人物が言ってた事をその当時
にやってたら・・・多分ガス抜き程度の小さなイザコザはあったかも分かりませんが、
今の様に日本が舐められた国にはなって無かったでしょうね!
今回の映像を見てて1番印象に残った言葉があります。それは「
自衛隊と言う物は、
憲法を守る軍隊になったと言う事にどうして誰も気が付かんのだ!」
そうなんですよ!自衛隊とは憲法を守る軍隊じゃ駄目なんですよ!憲法を守るより
国民や国を守る軍隊じゃ無いと駄目なんですよね~?それが今でも憲法が邪魔をし
それを守らんが為に国や国民を守れなきゃ全くもって意味がありませんよね?
三島由紀夫には見えていた物があったのでしょうけど
時代が彼を許さなかったのかも
知れませんね!
今、日本はあの当時と同じ選択を迫られてます!今から46年後に私と同じ感覚の
人間が「あの時憲法を改正しとけば・・・」と言わなくても良い様にちゃんと考え将来の
日本の為にも正しい判断を下す時だと思います。
とにかく頑張りましょう日本!!!